production column

「布」という概念を超える

テキスタイルデザインを初めてはや一年、
綺麗なドレスを作りたいと思うのは当然の流れのよう。

初期のオリジナルテキスタイルは石の名前をつけている。
石という存在は、生地を生成する為に依っている糸と同じく、自然の営みの中から生まれてきたものだ。
そして石は大抵が磨けば光り輝き、名前や石言葉のようなものがついて、天然石として認知されるものも多い。

ダイアモンドはそれ自体が、「石」という概念を超え、人類の憧れの存在となっている。様々に光り輝く石たちと同じように、布を捉えると、磨くという行為は、それを身にまとった時であると思う。

だから、「布」という概念を超えた布を作りたいと願っています。

単に柄にバリエーションがあります。というものではなく、
単に可愛い花柄です。でもなく。

「プラダを着た悪魔」という、大ヒット映画はご存知の方も多いだろうと思いますが、この映画の中で、デザインディレクターのナイジェルが、

「美術品より偉大なもの」

という言葉を使います。
眺めるだけの芸術よりも、もっと身近なもので人々を楽しませ、魅了する存在でありたい。そういう想いで、芸術を追求して行ければと思っています。そして、それが一時の流行に止まらないことを願ってやみません。

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