production column

つまみ細工の歴史

染めをやっていると、作りたいものの上位に入ってくるのが、女性ならではの服飾製品や装身具だったりします。
現在制作に励んでいるつまみ細工について書いてみます。

 小さな正方形に切った薄地の布をつまんで折り畳んで成形していく花びらを、一つ一つ造形していくつまみ細工は、その艶やかで華々しいイメージから、若い女性がおめでたい日に簪(かんざし)として用いるものが一般的です。
そんなつまみ細工の歴史は江戸時代に遡ります。

つまみ細工秋画像

 江戸時代、反物は高級素材の一種でした。
その中でも一級品とも言われる羽二重の絹織物は、武家や位の高い人々の間で流通される着物用素材でした。
町娘たちの間でも、その美しい布は憧れだったに違いありません。
瞬く間に切れ端に目をつけた町娘達が小さな断片から花をリメイクし大流行しました。

私は、つまみ細工を古い胴裏の羽二重生地で制作しています。
布をカットし、染めを施し、一枚一枚整形し、制作しました。デザインの幅は無限大です。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA